千葉県勝浦駅から徒歩7分【勝浦鍼灸院】

自律神経症状 起立性調節障害 頭痛
首・肩こり むちうち 寝違い 四十肩・五十肩 
腰痛・坐骨神経痛 重度の慢性疲労 ほか

千葉県勝浦市墨名とな801-24 タウンズビル201号室

営業時間/9:00〜12:00 14:00〜19:00
定休日/木曜日曜祝日

ご予約・ご相談はこちら 0470-73-8955
instagram 完全予約制

千葉県勝浦駅から徒歩7分【勝浦鍼灸院】

完全予約制
ご予約・ご相談はこちら 0470-73-8955

診察と治療法

診察と治療法

当院では、主に鍼・関節包内運動調整法・自律訓練法を用います。
このホームページの中で、度々「原因を診つけて施術する」ということをお伝えしていますが、実際にどのようにして、原因を診つけて施術していくのか、実例を紹介しながら、その過程を説明していきます。
当院があなた様の求めている治療院であるのかを判断するための参考になれば幸いです。

実例1

痛いと訴える場所を指で押しても痛くないという肉離れの正体は・・・。

主訴 右上腕全面の痛み
年齢 20代
性別 男性
職業 学生

発症のきっかけ

野球をしていて急に痛くなったとのこと。
痛くなった直後は、ペットボトルを持ち上げたり、その蓋を開けることも出来ず、また腕を持ち上げることすらできないほどの痛みがあったそうだ。
まず初めにA鍼灸接骨院を受診し、「肉離れ」と診断を受けた。
局所の鍼治療をしてもらい、数回通ったところで痛みが改善した為、その後野球を再開。
しかしその時点では思い切り投げることができなかった。
投げると痛くなることが続いた為、再度、他のB鍼灸接骨院を受診。
そこでも同じく「肉離れ」ということで、局所の鍼治療を数回行った。
しかし、思い切り投げると痛みが出るということが続いた為、野球は痛みが出ない程度で続けていたという。

当院には、発症後、半年経過してからの来院だった。
まず、徹底的に問診と触診などの検査を行った。
診断を受けていた「肉離れ」で、未だに痛いのであれば、半年経過した現在でも、局所に圧痛や緊張など、痛みの手がかりになるものがあると思ったが、一つもなかった。
また可動域も正常で全くもって問題が無い状態だったため、私は肉離れではないと判断し彼に伝えた。
私:「これは肉離れではないですね。」
患者:「えっ!?肉離れではないんですか?」

では、どこに原因があるのか。私は、ふと閃き、視点を変えて次のように質問した。
私:「バーベルやダンベルを用いた筋トレはやっていますか?」
患者:「はい。やっています。」
私:「カールはやっていますか?」
患者:「はい。やっています。」
私:「カールの時は痛くないのですか?」
患者:「痛くありません。」
私「では、ベンチプレスはやっていますか?」
患者:「はい。やっています。」
私:「ベンチプレスは痛くないですか?」
患者:「はい。痛いです。」
私:「なるほど。あなたの痛みの原因は痛みの出ている上腕全面ではなく、肩にあります。」
患者:「肩ですか?」
私:「はい。カールというのは、あなたが痛いと訴えている上腕の前側を鍛えるトレーニング方法です。鍛えるというのは、つまり、痛めつけていることになるわけです。それにもかかわらず、カールでは痛くないということは、上腕全面を痛めているわけではありません。」

カールという上腕全面を鍛えるトレーニングでは痛みがなく、主に胸の筋肉を鍛えるベンチプレスでは痛いという。この矛盾点こそが、患者様の痛みの原因を診つける最大の手がかりとなるものだった。
ここまで、たどり着くのに来院から40分ほど経過していた。

早い治療院ではとっくに治療を終えていることでしょう。
この患者様が体験したように他の一般的な鍼灸院であれば、患者様が痛いと訴えている局所の治療をすることでしょう。
接骨院であれば、同じく痛いと訴える局所に皆さまが電気をかけられたと称する物理療法を施すことでしょう。
整体であれば、骨格に歪みがあるので骨格矯正と称するストレッチをすることでしょう。
野球などのスポーツに特化した治療院であれば、投球フォームに問題があるので変えましょうということになるかもしれません。
しかし、当院では、基本に正しく忠実に理詰めで考えて、しっかり痛みの原因をみつけて、それに基づいて施術行います。
その結果、3回の治療で改善しました。

※ 当施術の効果には、個人差があります。

実例2

頚髄症はどこに消えたのか・・・。

主訴 左右の手指の痛みと痺れ、足の痺れ。
年齢 80代
性別 女性
発症のきっかけ

思い当たるきっかけは、特に無いという。
まず最初に行ったA病院では「頚髄症」と診断され、「頸椎の状態を考えると手術しても治るかわからない」とのことだった。
次のB病院でも同様だった。
お孫さんの判断で「当院であれば違う見解をしてくれるのではないか。」と思い立ち受診したという。

話を聞いている段階で頚髄症ではないのではないかという考えに至った。
正確に言うとMRI検査で頚髄症と診断されているのだから、頚髄症は実際に存在している。
しかしながら、この方の辛い症状を引き起こしている原因は他にあるということである。

次に手指などを丹念に触診し、私は確信した。これは、頚髄症の症状ではない。
「手根管症候群」に間違いない。
そのことをご本人と付き添いで一緒に来られたお孫さんに伝えた。
けれども、お孫さんは納得してくれたが、ご本人は納得できない様子。
これはよくあることだ。
年齢が高くなるにつれて新たな情報をインプットしてもらうのはなかなか難しい。 しかも、最初に2つの病院を受診し、二人の医師に同じように診断され、更に、MRIの画像診断という目に見える証拠もあるのだから、信じてもらえないのは当然のことである。
そこで、私は、手専門の医師の診察をすすめた。
その際、頚髄症のことは言わずに、手指だけを診察してもらうように話した。
すぐにお孫さんが手専門の医師の診察を受けに連れて行ってくれた。
そこでは私が思った通り、「手根管症候群」という診断結果だった。

それからは、私の言うことを信じ治療に来てくださり、治療を重ねる度に、どんどん症状が良くなっていきました。
箸を持つことが出来ずスプーンとフォークで食べていたところが、箸を持てるようになったり、包丁も持てないので、調理も出来なくなっていたが、出来るようになったりと、日常生活が普通に送れるようになりました。
手根管症候群だったにも関わらず、頚髄症の手術をしていたら、改善することは無かったでしょうし、本当は必要ではなかった手術を受けてしまうところでした。信じて治療に通ってくれたおかげで、今でもとても喜んでくれています。

※ 当施術の効果には、個人差があります。

実例3

玄関先で膝から崩れ落ちた。ひざの痛みの原因は○○だった。

主訴 ひざの痛み
年齢 50代
性別 男性
職業 オーナーシェフ

発症のきっかけ

特にない

この方は、当院のドアを開け、靴を脱ぎ、スリッパを履く直前に崩れ落ちるかのようにガックンと両膝を床についてしまった。
それから、なんとか頑張って、ベットまで来ていただいた。
話をよく聞き、膝をとことん調べたが、特に異常はなかった。
局所に問題が無かったので、範囲を体全体に広げて診察すると、かなり疲労がたまっていることがよく分かった。
私は、「膝自体に原因があるのではなく、疲労がたまりにたまっているため、普段立ち仕事で酷使している膝に痛みが出たわけです。その為、膝を治療しても改善しない可能性があるので、まずこの疲れを解消させましょう。」
と提案したところ承諾していただき、膝の治療は一切せずに疲労を解消させるための治療だけを行なった。
その結果、治療後には膝の痛みはすっかり良くなり、すたすた歩いて帰宅された。
2度目に来院された時には前回の治療後から一度も膝が痛くなっていないとのこと。

きっと、整形外科を受診すれば、「軟骨がすり減っていますね。ヒアルロン酸の注射をしましょう。」となったことでしょう。
他の鍼灸院であれば、膝のツボに鍼やお灸をすることでしょう。
接骨院であれば、皆様が電気をかけられたと称する物理療法をすることになるでしょう。
整体院では、O脚矯正と称するただのストレッチをすることでしょう。

私は、膝の治療も沢山の経験がありますし、疲労がもたらす様々な身体への悪影響も知っているので、このような診方と治療が出来るわけです。
疲労は万病のもとです。是非数か月・数年・数十年にわたる疲労を貯めこんで悩んでいましたら、是非私の治療を受けに来てください。

※ 当施術の効果には、個人差があります。

実例4

人生が終わったと思えた腰椎椎間板ヘルニアの真の原因は?

主訴 右腰下肢痛
※右の腰・お尻・太ももの外側・ひざから下の後ろ外側・足の底にかけての痛みと痺れ
年齢 20代
性別 女性
職業 看護師

発症のきっかけ

この方は、以前何度か腰を痛め、その度に当院を受診し、改善されてきた。
当院が年末年始の休業に入っていたタイミングで、急に右の腰とお尻に痛みが出たという。
自分でどうにかしようと思い、ストレッチを頑張っていたら、どんどん痛みが増強し、痛みの範囲も広がり、しびれも加わることになったとのこと。

まずA整形外科を受診し、MRI検査の結果「腰椎椎間板ヘルニア」と診断されたそうだ。
ヘルニアの出ている部位は第4・5第1仙椎の間の2か所で、とても大きいとのこと。
医師の一人は痛み止めの注射をしたほうがよいという意見で、もう一人の医師は妊娠中なのでやめたほうがよいという意見に分かれていたそうだ。
自分では判断できかねる状態で、また当院に受診してくれた。
来院された時の様子は、「先生痛くて座っていられません。」と訴えられたので、待合室に通すことなく、直接ベットまで来てもらうことにした。
体を前傾にし足を引きずって壁に手をかけ、つたわりながらやっと歩いてベットまでたどり着いたほどの重症だった。
いつも通り話をよく聞いたのち、触診を含めた各種検査をして原因を診つけようと思っていたが、痛いほうを上にして横に寝たきり、動くことができない。

これを読まれている皆さんは、「原因を診つけると言っても、原因はヘルニアでしょ?」と疑問に思ったことでしょう。
そして、「ヘルニアの鍼治療」をすると思っていますよね。
ところがそれが違うのです。
まず、この方は、ヘルニアが原因で痛みと痺れが出ているわけではありません。
そのため、当然のことながら、ヘルニアに対する鍼治療は一切いたしません。
その理由は、ヘルニアが出ている部位と訴えられている症状が出ている部位とが一致しないからです。正確に言うと完全な一致が認められないからです。
この事実を念頭に置きながら話を聞きつつ触診した結果「右仙腸関節の機能不全」という結論に辿り着きました。

仙腸関節の機能不全というのは、MRI検査をしても発見は不可能です。話を聞いて触ったり動かしたりするなど五感を駆使した検査のみ発見できるものです。
原因が分かったところで、鍼を打って手で仙腸関節を調整したら、直ぐに症状が良くなり、合計4回の治療で改善しました。

当院は、鍼治療を主体にはしておりますが、必要に応じて関節包内の運動調整も行います。
この方は無事出産してから、疲労解消に治療を受けに来てくださったときに「あの痛みは出産よりも痛かった。人生が終わったかと思った」と話してくれました。自分の治療が一人の人生を変えることになったと思えた治療の一つでした。

※ 当施術の効果には、個人差があります。

実例5

救急車で、運ばれなくてすむようになった話

主訴 全身の痛み
年齢 60代
性別 女性
職業 宿泊業

ここでは、一つ一つの症状とその原因についての説明は、割愛させていただきますが、訴え通り、ほぼ全身が痛いというのがこの方の症状でした。
こういう方を治療するのは本当に難しいです。
その理由は

  • ①一つの原因が全身の症状を引き起こしているのか?
  • ②それとも、各部位ごとに症状を引きおこしている原因があるのか?
  • ③または、その両方なのか?

この3点から診ていく必要があるからです。
この方の結論としては、③の両方でした。

自律神経症状として、体温調節がうまくできず、夏になると熱中症になり、毎年救急車で運ばれていたとのことでした。
そして、各部位ごとにそれぞれ異なる原因によって、強い痛みを抱えている状態でした。

好転反応など一時的に症状が増強することもありましたが、良くなりたいという一心で、それらを乗り越えた治療を続けた結果、暑い日はきちんと汗が出るようになり、各部位の痛みもどんどん減って行きました。
それ以来、救急車で運ばれることは無くなりました。
私が、こうして全体(自律神経)の治療が出来なければ治すことはできませんし、また各部位ごとの痛みの原因を診つけだし、治療することができなれば治ることはありませんでした。
よって、この両方の治療ができたからこそ、改善できたと言えるでしょう。

※ 当施術の効果には、個人差があります。